きょうはタイトル通り、とある研究会に参加してきました。
研究会というよりも、講習会、といったほうが近いかな?
講師は九州工業大学で准教授をやられている、伊東さん。専攻は生態学といっていたが、建設デザイン等やられており、多方面でご活躍中だ。
さて。
研究会の内容は、自然の景観のデザインということで、私たちが普段暮らしている日常のなかでも、いろんな景観のデザインがある。ということである。
たとえば、浮羽で言うと、田んぼの並び、水路の並び、山肌にある果樹。これらすべてが、人が関わり、デザインされているもの。いろんな根拠とそれに伴う自然と人とのかかわりがデザインあると。
うーん、なかなか難しい。
ひとつ、心に残った台詞
「人工的に自然を作るのはアイロニーだ」 アイロニー=irony=つまり皮肉
そう、自然と人工ってまったくの正反対な物事で、人工的に自然を作るなんておかしな話だと伊東さんは話す。
自然を作ってやって、人間が守ってやっているんだぜ。
ってなことではなく、自然というものがあるから人間があるんだってことを言っていた。
なるほど。それはそうだ。
人工的に作った自然は自然なのか?
深い。
確かに、作った自然にも時がたてば生物がすむようになるし、生命が生まれる。
でも、それは人間が作ったもので決して自然ではないという。矛盾・・・。この矛盾の中にいろんなことがあるのだろう。
interface=境界とか、異なるものが結びつくところって意味。
で、伊東さんのいう環境デザインとは人間と環境のinterfaceだとか。人と環境を結びつけるために、環境のデザインをやってるということ。
なかなか興味深い話でした。しかし、なかなか理解するのも難しい。一度じっくりと話を聞きたいものです。